恵迪寮中途退寮者の意見

北海道大学卒業者・恵迪寮中途退寮者の井上修一が書いています。恵迪寮での文化の押し付け、多発するハラスメント、民主主義を無視した運営に辟易して退寮しました。

このブログでの実名の扱いについて

恵迪寮ではこういう貼り紙をすると執行部に剥がされる では、対象者の実名を挙げて批判しました。これは、

  • 実名を挙げた方が、本人がこの記事を見つけて反論できる確率が高くなる。
  • 実名を挙げた方が、第三者も内容を検証しやすくなる。

の機序により、実名を挙げた方が対等で公明正大な議論ができると考えたからです。

しかし、読者から、

  • 実名を挙げると対象者が就職・結婚等で不利益を被る可能性がある。
  • このデメリットはおそらく上記のメリットよりも大きいと考える。

と指摘をいただきました。確かに、就職・結婚等で不利益を被るのは気の毒です。

私は人が不幸になることを望んでいません。恵迪寮と北海道大学と社会が進歩することを望んでいるのみです。なので、今後、批判の際は実名を伏せることとします。

件の記事では、短い時間ではありますが、 A 氏の実名を挙げ、 A 氏の将来に不利益が起こる可能性を招来してしまいました。お詫びします。申し訳ありません。

なお、 恵迪寮自治会は「十人十色」を良しとする集団ではない。「郷に入りては郷に従え」の恵迪寮自治 では、道信有真氏・濱斉之氏の実名を挙げて批判しました。これは、今後も実名を表示します。公刊・公開されたテキストに対する批判は、著者の実名を挙げて行なってゆきます。

恵迪寮ではこういう貼り紙をすると執行部に剥がされる

2016 年 6 月 12 日追記

ここで言う「執行部」とは議決を執行する部署の意である。執行委員会の意ではない。

追記ここまで

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2013 年のヒルトン合宿の後に写真のように「俺はヒルトンが嫌いだ」と貼り紙をしたら、剥がされて、しかも、概ね 6 名の者に取り囲まれて詰問された。

貼り紙を 3 年ぶりにここで公開する。文字に起こすと、以下の通りだ:

俺はヒルトンが嫌いだ

130414 B3 外 自衛隊

今年もヒルトン合宿が行われた。例年、「楽しかった」「良い思い出になった」「ヒルトンをきっかけに自治活動に興味を持った」というプラスの効果が見られる。しかし、以下のような問題点も確実に存在する。

問題点 1 人を馬鹿にしている。

「ヒルトンで 1 年目を騙すのは、 1 年目に『ヒッチハイクをしよう』と呼びかけても来ないに決まっているから」という意見がある。しかし、ヒッチを楽しいと思うならばなぜそれを言葉を尽くして語らないのか。 1 年目を言葉の通じない相手とみなすのは、理性ある人間として扱わないのと同じである。自治が対話の積み重ねである以上、こうした態度は自治とはなじまない。

問題点 2 上下関係の濫用である。

「騙し方を必死に考えるのは文化的な営みである」という意見もある。しかし、立場も判断力も自分より弱い 1 年目を騙すのは容易なことであり、文化的ではない。事実、企画内容も合宿のしおりも毎年使い回してマンネリ化したものであり、創意工夫は少ない。殴られる覚悟でドンパや上を騙した方がよほど文化的である。

問題点 3 自治離れを招き得る。

寮自治会は任意参加の部活やサークルではない。生活のために嫌でも参加せねばならない団体だ。恵迪寮や恵迪寮生が熱烈に好きで参加している構成員だけではないのだ。自分を騙して雑魚寝・ストーム・ヒッチハイクといった試練を与える団体に自分の時間・労力を差し出したくないという人もいるはずだし、そういう人も考えた運営が求められるのだ。ヒルトンは個人企画でやったらどうか。

問題点 4 1 年目のプライドを傷つける

ヒルトンの非道い仕打ちを受け、「自分は理不尽なことをされてもしかたがない人間」と思ってしまう 1 年目もいることだろう。こういう自己認識は、「当事者の対等関係の上の対話」という自治の本旨になじまない。上の年目も、 1 年目を玩具のようには 見るべきではない。

☆ ヒルトンが好きな人も好きでない人も楽しく快適に暮らせる恵迪寮を作りたい。ともに考え、行動しよう!! 待ってます。

恵迪寮伝統派は、恵迪寮ではいろいろな意見を聞くことができる、と主張しているが、その効用をいつも自分で削っている。ネットの方がよほど自由にいろいろな意見を聞くことができる。ネットは最高である。恵迪寮は ( この目的では ) もう要らないのではないか。

なお、剥がし・詰問を中心となって実行した A 氏は、この 1 ヶ月後、執行委員長選挙に出馬し、当選した。立会演説会で私がこの貼り紙剥がしについて質問したら、A 氏は、

「こういう貼り紙は剥がした方がいいんじゃない?」と ( 井上に ) 提案した

と、虚偽の答弁をした。恵迪寮自治会は、言論弾圧をする嘘つきを執行委員長に選出したのである。

ヒルトン合宿・ニュープリ合宿の功罪

恵迪寮の新歓行事の一つに、「ヒルトン合宿」というものがある。近年は「ニュープリ合宿」という名がつくこともある。内容は、概ね以下のとおりだ:

・新入生に「OBが経営する高級ホテルで合宿をする」と嘘を言って誘い出す。

・実際は農村の公民館等の施設に連れてゆき、一泊させる。

・公民館等では、新入生にチームを組ませて芸をさせる。

・公民館等で新入生が寝ているときに全員集合をかけて、ストームをさせる。

・帰りは新入生にチームを組ませてヒッチハイクで帰って来させる。

毎年、新2年目が新歓実行委員会のなかで「ヒルトン合宿プロジェクトチーム (PT)」を結成して、この行事を自治会の名で企画・実施する。PT員や実施に賛成する寮生は、やる理由について、

・伝統だから。

・自分が参加して楽しかったから。

・自分が参加して恵迪寮の自治の魅力を知ったから。

・新入生に「ヒッチハイクをしよう」と誘っても乗る者はわずかなので、騙す等の手段が必要になるから。

ヒッチハイクにより人間的成長が得られるから。

と述べることが多い。

しかし問題点もある。

第一に、自治会の信頼を下げる要因になっている。この行事は楽しめる新入生ばかりではない。これがきっかけで自治自治会にはなるべく関わらずに過ごそうと決める新入生がいる。

さらに、恵迪寮自治会は、自治会の名で人を騙す企画をしておきながら、寄宿料・自治会費といったお金、電話番号や帰省先住所といった個人情報については「自治会を信用して差し出すべきだ」という姿勢をとっている。ヒルトン合宿に賛成する者は「自治会の行事のセクションと実務のセクションは容易に判別できるはずだ」と言う者が多いが、それは自分とその周りの者がそうだからそう信じているに過ぎない。彼らがいろいろな層の寮生との対話や全寮規模の調査に基づいてこの問題についての見解を発表したことはない。

第二に、「経済的に困窮した学生が安心して住める住居」という、寮の最も重要な意義を損なう。新入生よりも多くの情報を持っており立場も強い上級生が新入生を騙すような環境で、全ての寮生が安心して暮らせるだろうか。

第三に、単に行事を楽しめるか楽しめないかの差を、人格的な優劣の問題に置き換える上級生がいる。ヒルトン合宿を楽しめなかった新入生がそれを口に出すと、「お前は器が小さい」とか「お前はこれまで友達と騙したり騙されたりして楽しむ関係を築けなかったのか。寂しい人生だな」と人格を攻撃する上級生がいる。

第四に、フェアではない。ヒルトン合宿に賛成する寮生のなかには、「新入生がヒルトン合宿に腹を立てたならば、新入生も上級生を騙して連れ出す企画をすれば良いのだから、新入生と上級生は対等な関係にある」と主張する者がいる。しかし、新歓実行委員会もヒルトン合宿PTも、これまで毎年設置されてきたものである。引き継ぎ資料も存在する。言うならば上級生は「流れに乗る」ことで効率的にヒルトン合宿を実施できる。それに上級生の側は新歓実行委員会が始動するころには既に大部分顔見知りになっている。入って1ヶ月ほどの新入生にそのような企画を行う組織を結成することを求め、同じようなことをやることを求めるのは、過大な要求ではないか。少なくとも、上級生の側よりも多くの労力を要する。こうして、この行事も、「上級生には逆らえない、逆らってはならない」と新入生に刷り込む手段として機能する。恵迪寮伝統派の常套手段、マウンティングだ。

第五に、健康に問題のある人に優しくない。世の中には持病があって夜は十分な睡眠を取らねばならない人もいる。こういう人をヒルトン合宿に参加させて夜中に起こすのはすべきではない、と私が寮内で述べたら、「そういう人はヒルトン合宿PTに申し出れば良い」という反論を受けた。騙して、つまり本人の意思と無関係に行事に参加させて、さらに恵迪寮の相部屋住人のような人の噂が何よりも好きな集団に、プライバシーを開示しろというのか。自分の病気について人に言いたくない人はどうすれば良いのだろうか。ヒルトン合宿に賛成する者はこの問題を考えていない。

第六に、ヒルトン合宿は寮生の言論の自由を制限した上で成り立っている。これについては別エントリで述べる。

2018年12月12日追記

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恵迪寮生はなぜ夜に騒ぐのか

恵迪寮裏の沼には飛び込まない方が良い - 恵迪寮中途退寮者の意見 に、新入寮生から、

自分はNHKで放送されていた映像は見ていたので、耐えられると思っていたのですが壁の薄さや窓が閉まらない、夜の12時をすぎても馬鹿騒ぎしているなど、実際住んでみないと分からないことが多く親と相談し退寮を決めました。

とコメントがあった。4月1日からゴールデンウィークまで続く新歓期は、ほぼ毎晩行事による騒音がある。夜うるさいのが耐えられない、というのは、早期退寮の理由として毎年ある。ではなぜ、恵迪寮生は、夜騒ぐのをやめないのだろうか。

それは、新歓会議 (新歓について話し合う会議) で「夜騒ぐべきでない」とか「夜騒がないでほしい」という意見が出ない、というのが直接の理由だと考えられる。本来、こうした感覚をすり合わせるために新歓会議があるはずだが、個室住人はほぼ全く新歓会議に出席しない。相部屋住人は概ね騒音への耐性が高いので、新歓会議では騒音の問題が議題になることがない。個室住人が新歓会議で発言すれば、状況は変わるはずである。

個室住人が騒音に不満を抱いているのを、相部屋住人も知らないわけではない。騒音を理由に早期退寮した人がいることは会議や噂で聞くはずだ。Twitter 等で個室住人が不平を言っているのも、目に入っているはずだ。

だが、それでは状況は変わらないのだ。夜騒ぎたい寮生は「耳に入っていなかった」と言い訳したり、「寮運営についての意見は当事者が会議で発言すべきだ」と原則論を振りかざすこともできるからだ。寮生にとって自治会とは「みんなの意思に沿って寮を運営する仕組み」であると同時に、「自分のやりたいことを実現する仕組み」でもある。騒音問題は、騒ぎたい寮生が自治会を「自分のやりたいことを実現する仕組み」として利用した結果起こっている。だからこれを止めるには、騒ぎたい側に言い訳をさせないような手順でことを進める必要がある。言い訳をさせない進め方とは、現在のところ、公式の会議で自分で発言することなのだ。言い訳ができないように相手を詰めてゆく、という発想が、現在個室住人に不足しているように思う。

個室住人のなかには、居部屋や物品・食品販売といった自治のメリットは利用しながら、騒音問題とそこからの早期退寮という自治のデメリットを全く解決をしようともしない者がいる。たいへん無責任なことだと思う。居部屋で麻雀を打って楽しいなら、外に出ずにアイスが買えて快適なら、新歓会議に出席すべきだ。

2018年12月12日追記

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入寮即退寮の問題

恵迪寮裏の沼には飛び込まない方が良い - 恵迪寮中途退寮者の意見 に、新入寮生の退寮希望者からコメントがあった。入寮から1週間も経たないうちに退寮を希望する者は、毎年いる。

恵迪寮では、入寮出願の機会は毎年春と秋の2回しかない。だから、4月に入寮してすぐ退寮する人が発生しても、その「穴埋め」で誰かが入寮できるわけではない。空室が発生したら、秋までそのままになる。

恵迪寮は、北海道大学が経済的に困窮する学生を援助するために建設した施設だ。だから、この目的を十分に発揮させるためには、空室はできるだけ存在しないのが望ましい。空室が発生するたびに入寮者を募集できればいいが、寮を担当する学務部学生支援課は、業務上の都合でそれはできないと主張している。さらに、恵迪寮の在寮定員は、厳密に居室数と同じに定められている。居室が492しかないので、在寮定員も492名となっている。現実には相部屋では10居室分のブロックに12人や13人住むのが常態化しているのだから定員など撤廃しても良いはずだが、これも北大当局は「恵迪寮生全員が望めば個室に住める状態を維持しなければならない」と主張し、定員を492から増やすことを認めていない。

このため、恵迪寮自治会は、早期退寮者が発生しないように、

・アパートを探す間の腰掛けとしての入寮はしないように呼びかける。

・イメージと現実の乖離による退寮を減らすために、入寮前に見学するよう呼びかける。

の2点を実施している。

入寮前の見学の機会として、夏の北大オープンキャンパスに合わせて「オープンドミトリー」を実施し、学部入試の終わった晩には「茶話会」を実施している。しかし、遠方からの受験生のなかには茶話会に参加したくてもできない人がいる。どういうことかと言うと、札幌に着いてから茶話会の存在を知り、入試当日の夕方・晩の飛行機を予約しているというケースである。近年では自治会側も Twitter 等で茶話会を事前に知ってもらうよう努めているが、事前見学なしに入寮して早期退寮するケースはなかなか減らない。もちろん、全ての寮生が安心して過ごせるように、恵迪寮の内容を改革してゆくのも大切である。

2018年12月12日追記

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恵迪寮裏の沼には飛び込まない方が良い

4月4日になった。例年、恵迪寮では4月の初めの3日間を新入寮生の入寮の期間としているので、例外を除き、もうほとんどの新入寮生が入寮し、部屋に配置されたことだろう。

そしてそろそろ「部屋まわり」という行事が始まるころだろうか。これは、新入寮生が寮の各部屋に挨拶まわりをするという名目で、新入寮生にゲームや芸をさせたり、寮の裏の沼 (サクシュコトニ川、サクシュと呼ばれている) に飛び込ませたりするものである。

私は、沼には飛び込まないほうが良いと思う。沼の水はエキノコックスという寄生虫に汚染されている可能性があるからだ。北海道庁のウェブサイトエキノコックス症の知識と予防 | 保健福祉部健康安全局地域保健課 には、

エキノコックスは、自然界においては、主にキツネと野ネズミに寄生しています。

私たち人間は、エキノコックスの卵に汚染された山菜や沢水などを直接口にしたり、卵が付着した手指を介して感染して、野ネズミと同様にエキノコックスの幼虫が肝臓に寄生します。

エキノコックスの卵は、直径0.03mmの球体で肉眼では見えませんが、十分な加熱や水洗い(手洗い)で、感染を予防することができます。

人にエキノコックスが感染しても、すぐには自覚症状が現れず、数年から10数年の潜伏期を経て、上腹部の不快感や膨満感が現れ、しだいに肝機能障害に伴うだるさや黄疸等の症状が現れ、放っておくと肺や脳に病巣が転移したり、命にかかわることもあります。

と記述がある。

(エキノコックスの寄生によるエキノコックス症は) 道内では毎年10数名の患者が見つかっています。

とも記述があるから、高確率で起こる病気ではないが、重篤な結果につながるリスクのあることは認識すべきだ。

沼に飛び込むのが楽しい、とか、沼に飛び込まないと臆病な人間と思われそうで怖い、という意見はあるだろう。しかし、飛び込む楽しさはせいぜい30秒で終わる。臆病な人間と思われても、その評価は恵迪寮内にしかないし、恵迪寮で過ごすのもせいぜい何年かだ。これらのために、低確率とは言えど一生続く肝障害のリスクを負うのは、割に合わないと思う。

部屋によっては、部屋まわりへの参加を強要されることもあるだろう。しかし、強要されて参加して健康を失っても、強要した上級生はおそらく責任を取らない。現寮生のGNK氏は、行事参加の強要について、

何をもって「強要」なり「強制」と言うかが問題だ。私は暴力の伴わない「勧誘」「説得」は「強要」だとは思っていない。実情は「断りづらい雰囲気を作る」に留まっていると思う。参加しないと部屋から追い出すとか、引きずってでも参加させるような事例を聞いたことは無(あ、一度嫌がる新入寮生をメシに誘うときに数人で腕を引っ張った覚えがある。)一例しか知らない。その時でも、上級生が説得を続けた末、本人の合意があった。私の知らない所で行き過ぎた行動がとられている可能性は否定できないが、まあ、無いんじゃないかなあ。

何事も、嫌なら嫌で主張すれば良い。いや、しなければならない。結局嫌な思いをするのは自分なのだから。自分は気が弱いから…とか言われても知らん。そこは自己責任だろ。主張しない者の考え方を想像して気を遣えとでも言うのか。不特定多数相手ならともかく、顔を突き合わせた個人間の話なのだから、一般論なんかよりお互いの合意が優先されなければならない。在寮時の井上氏(及び氏から考え方を学んだ者)の表現で、「行事参加は自由」というのを時折見かけた。そんなの当り前だろ。しぶしぶでも何でも、自分の意志で参加したものを後になって「強要された」とか言われても知らん。他学寮で、コンパなどの行事に参加しないと罰金というような所も知っているが、うちはそんなこと無いよ。

(「恵迪寮の負の面」へのアンサー - 恵迪寮残寮者の意見)

と述べている。あなたが部屋まわりへの参加を強要されて寄生虫に身体を侵されても、その対処についてこういう寮生の声が大きければ、「断りにくい雰囲気はあったかもしれないが、あくまで自発的に参加した」という結論にされてしまって一件落着となるだろう。

対処策としては、以下に書くような策があるだろう。

・部屋まわり参加中に沼に飛び込む流れを察知したら、断るか逃げるかする。個人の力で逃げ切れそうになかったら寮付近の住民等に助けを求めるのも手だ。

・自分の能力に照らして部屋まわり中に断るか逃げるかするのが難しそうならば、部屋まわりに参加しない。上級生が「挨拶まわりをするのは新入りとして当然の礼儀だ」と言うかもしれないが、ならば初対面の人間に芸をさせない、沼に飛び込ませないというのも当然の礼儀だ。

エキノコックス症の予防・発見・治療に関する知識も前掲のエキノコックス症の知識と予防 | 保健福祉部健康安全局地域保健課 に記載があるので、ぜひ参照してほしい。

2018年12月12日追記

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恵迪寮入寮の手引き

恵迪寮の新入寮生が、自治会や上級生による権利の侵害から身を守り、望まない退寮を回避するための、私からの提案を述べる。

自治会規約を読む

自治会規約が事前に郵送されているはずなので、熟読しておく。知識がないと自治会側の口のうまい寮生の思うがままになってしまう危険がある。

自治会入会

寮に着くとまず入寮銓衡委員会が新入寮生に対し自治会の意義を説明し、自治会入会を要請する。ここで納得できないことがあれば質問する。恵迪寮自治会は入会するのもしないのも任意の団体なので、新入寮生が納得するまで説明する責任が自治会にある。

自治活動に参加する気が全くないのならば自治会への入会を拒否するのが筋の通った選択だと私は考える。おそらく押し切られて入会する結果になると思うが、言いなりにならないことに意義がある。

部屋選び

部屋決めの前に部屋を見学し、自分に合いそうな部屋を選ぶ。相部屋でも穏やかなところがあること、個室でも理不尽な扱いが横行しているところがあることに注意する。行事・食い極の強要をするつもりかどうか、質問する。

議案を読む

自治会に入会し、部屋に配置されたら速やかに、2014年12月以降の恵迪寮自治会の議案を全て読む。参照されている過去の議案も読む。特に、入寮銓衡と新歓に関する議案は注意して読む。上級生のなかに「新歓への参加は義務だ」とか「食い極をしなければならないというルールがある」等と嘘を言う者があるので、こういう嘘に対抗するために恵迪寮自治会の「成文法」としての議案を熟読する。議案は執行委員会に頼めば読める。

顧問入寮銓衡委員

新入寮生全員に、担当の入寮銓衡委員が設定される。これを顧問入寮銓衡委員ないし顧問入銓と呼ぶ。入寮銓衡委員によって能力ややる気、誠実さに差があるので、疑わしいと感じたら他の入寮銓衡委員との面談を願い出ると良い。自分の顧問入銓に向かって言うのが難しければ、入寮銓衡委員長や、他の入寮銓衡委員に言う。

ハラスメントの記録と相談

行事参加や食い極の強要、暴力、脅迫、乱暴な言動、器物損壊、嫌がらせ、その他嫌だと感じる言動を受けたら、誰にいつどこで何をされたかを記録する。目に余るようになれば、北海道大学ハラスメント相談員 (http://www.hokudai.ac.jp/jimuk/soumubu/jinjika/sekuhara/list.htm)、北大学務部学生支援課、札幌弁護士会法律相談センター (https://www.satsuben.or.jp/center/)、入寮銓衡委員会に相談する。外の機関に相談する前に寮内での解決を目指してほしい、と言う寮生が必ず現れると思うが、寮内で解決したいというのはそういう寮生の願望でる。さらに、寮内だけでは解決できない問題が存在するのは過去の事例から明らかである。だから、怯まずに、自分の権利として外の機関への相談を選択肢に加えれば良い。

部屋の移動

恵迪寮での生活に耐えられないと感じたら、退寮の前に部屋移動を試す。アレルギーが出て耐えられない、と申し出れば、認められる可能性が大きい。

寮外への避難

出たくない行事がある日は、寮外の友人・知人の家に泊まるのも一手である。新歓行事はゴールデンウィークでほぼ終わるので、それまで避難して過ごすのも悪くはないと思う。

2018年12月12日追記

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