恵迪寮中途退寮者の意見

北海道大学卒業者・恵迪寮中途退寮者の井上修一が書いています。恵迪寮での文化の押し付け、多発するハラスメント、民主主義を無視した運営に辟易して退寮しました。

嫌われる人のセーフティネット、恵迪寮

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で、恵迪寮の人間関係が後に続かないまやかしの虚しいものであり人並みに人に好かれる人には無用なものだと書いた。

逆に言えば、人に嫌われる人には恵迪寮は有利な場だ。どこに行っても誰からも嫌われる人でも、恵迪寮では人とともに過ごすことができる。嫌われるようなことばかりしていても人が去ってゆかない。寮を出てからも行事には参加できる。

学力が低く、向上心もなく、勉強もせず約束を守らず、我が強く粗暴で、金に汚く、頭が悪く時事や周囲の人間に浅薄な批評を垂れ流してしまい北大に馴染めない人でも、恵迪寮にいれば人間関係は保有できる。虚しい人間関係だが、ないよりはましだ。嫌われる人は一か八かで恵迪寮に賭けてみる価値はある。

問題解決の階梯

意見や都合が衝突したとき、解決の方法はいろいろある。易しいものから並べると次のようになるだろう。

レベル1: 暴力で解決する。

レベル2: 自分の意見が「常識」で「普通」で「当然」で「当たり前」で、相手の意見は「非常識」で「おかしく」「意味がわからない」と主張し押し切る。

レベル3: 「郷に入りては郷に従え」「働かざる者食うべからず」といった名言を頼る。

レベル4: 多数派の説を正しいとする。

レベル5: 顔見知りの先輩や教師や親といった身近な権威の説を頼る。

レベル6: 学者や政府高官やアナリストといった広く認められた権威の説を頼る。

レベル7: 相手の意見に敬意を持って傾聴し、名言も多数説も権威も正しいとは限らないと考えて検証し、議論と対話の中から合理的な解決策を発見し、自他ともに納得できるよう合意を形成する。

京大の学生自治は、レベル7の解決を行う自治である。それができる学生が入学試験で選抜されて寮に来る。

対して恵迪寮の自治はどうだろうか。自治会規約や自治会基本方針なる議案に話し合いによる欲求調整をすると謳っている。意気込みは立派である。しかし実際には恵迪寮伝統派にはできないことである。

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には、北大の総合理系のセンター試験ボーダーは78〜79%とある。北大の入学定員の大半が総合理系なのでこれは代表値として採用できる。恵迪寮伝統派は北大の学力最下位層なので、センター試験得点率は75%程度と推定される。この学力ではレベル7の話し合いは難し過ぎる。勉強していない、つまり世の中で他人が何を言っているのか聞いていないし読んでいないのでレベル6も難しい。レベル1〜5ができるだけだ。

恵迪寮の人間関係の虚しさ

恵迪寮では、どの部屋に住むを自由に選ぶことができない。部屋を結成するには、自治会からいろいろ条件が課される。1部屋に3人以上の2年目を含まねばならない、とか、春には2人以上の1年目を入れなければならない、等である。さらに、一度部屋に入ってしまったら次の部屋替えまでおよそ半年住み続けなければならない。

また、行事や飲み会には参加を強要される。

これらの結果として、恵迪寮では、自分の好きな人と一緒にいることは難しく、むしろ興味のない人と一緒にいることになる。

さらに、私がいたころの恵迪寮では、上級生に媚びへつらうことがよく行われていた。媚びへつらっておけば鬱陶しい絡みが減り、説教や体罰も減るので合理的な行動だ。寮外で人並みの人間関係があれば寮内の面従腹背に気づきそうなものだが、

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で書いた通り、恵迪寮伝統派の上級生は寮外で相手にされていない人が多く、察することができないようだった。

このようにして、恵迪寮は、自分と気の合わない人でも合いそうに見える、自分に興味のない人でもありそうに見える、自分を軽視している人も軽視はしていないように見える空間となっていた。

寮外のつき合いではこういうことは少ない。クラスでもサークルでも北大学外でも、つまらない人と一緒にいることを強制されることは少ない。だから、合いそうにない人はさっさと切って次に行くことができる。そうして、本当に合う人に早く出会うことができる。

友情は実利を生むことが多い。打算のない友情こそ美しいのだという見解のあることは知っているし、私もそういう友情には憧れる。だが現実には、良い友人は、金が欲しいと思っているときに儲け話を持ってきてくれ、職に困っているときに働き口を持ってきてくれ、退屈しているときに出会いを持ってきてくれ、新たな商売・学問・趣味を始めたいときには入門の案内をしてくれる。良い友宜は、貯金や学力や職務経験と並んで、自分の資産として自分の生きるのを助けてくれる。

大学の自由な環境は、上述の友宜を築くのに有効である。恵迪寮の活動にコミットすればしただけ、寮外での活動の時間は減り、寮外の出会いは減り、寮外の人間関係からは切り離されてゆく。出会う人のほとんどに嫌われるレベルで人に好かれる才能のない人ならば思い切って恵迪寮にフルコミットしてみるのも良いだろうが、99%の普通の人にはおすすめできない。

自治会入会手続の音声・動画・文書・メモを買います

恵迪寮自治会は、寮生全員が自治会に加入することを目指しています。このために、新入寮生に虚偽の説明をして入会手続をさせることが散見されます。虚偽の説明で入会させ自治会費を徴収した場合、 刑法246条詐欺罪に当たる疑いが強いです。私は今後北大当局等に取り締まりを求めてゆきます。

取り締まりを求めてゆくために、証拠を集めたいです。そこでお願いがあります。自治会入会手続の音声・動画・文書・メモを売ってください。高価買取します。虚偽の説明を含まないものでも参考のため買います。ですが、

  • 自治会は全員加入の団体だ
  • 寮生は自治会に加入する義務がある
  • 自治会全員加入は当局も認めている
  • 自治会に入会しないと寮に住めない
  • 自治会員以外には居室の鍵は渡せない

といった虚偽の文言を含むものは、特に高く買わせていただきます。音声、動画がなくとも、「係員がこんなことを言っていた」という記憶の書き起こしも喜んで買います。

売ってくださる方はまずコメント欄にコメントをお願いします。

個室に移る方法

前回のエントリでは、新入寮生に対し、自治会に入会せずに個室に入る方法を紹介した。

では、うっかり自治会に入ってしまい相部屋に入ってしまった場合はどうすれば良いか。この場合も、良い方法がある。それは、自治会を退会することである。自治会に入会したとき、6月の部屋換えまでは部屋を移らないと確約させられたと思うが、自治会を退会してしまえばそれは無効になる。自治会を退会しようとするが引き止めるだろうが、応じる義務はない。もししつこく迫ってくるならばこれも北大当局に相談だ。後は、自分で良い個室を見つけてそこに移れば良い。もし自治会の係員や相部屋の部屋員が妨害したり、荷物に手をつけたり、移動先の個室に侵入してくるならば、暴行罪、監禁罪、住居侵入罪、不退去罪、強要罪の疑いとして警察や北大当局を頼れば良い。自治会係員は、寮に警察を呼ばないでほしい、とか、寮生同士の話し合いで解決したい、とか要望してくるかもしれないが、ただの要望なので無視で良い。

個室に入る方法

4月は入寮の時期だ。新入寮生が寮に到着すると、自治会の係員が迎え、自治会入会手続をし、部屋決めをする。2019年4月の部屋決めの様子は

http://t-keiteki.jugem.jp/?eid=1174429

にある。

この部屋決めに参加すると、相部屋に入ってしまうことが多い。自治会の係員は相部屋に入れたがるからであり、上記ブログ記事の「新入寮生は希望する部屋のボードを掴み」でうっかり相部屋のボードを掴んでしまうことが多いからである。

このエントリではこれを回避する方法を書く。

まず、自治会に入会しないことだ。恵迪寮生は自治会に入会する義務がない。これは北大当局も認めている。学生の声 http://gakuseinokoe.academic.hokudai.ac.jp/Detail の2018年12月15日の投書『恵迪寮自治会は加入しなくても良いか』の

恵迪寮自治会は「寮生は全員自治会に加入しなければならない」という立場をとっています。これに基づき、自治会は新入寮生に自治会入会を求め、入会しないという選択は認めません。自治会員が退会を希望したときも、退会希望を取り下げるまで「説得」します。  これは大学側も同じ立場でしょうか。具体的には、新入寮生が自治会に入会しなかった場合、大学からの入寮許可が取り消しになるでしょうか。  また、寮生が自治会を退会した場合、退寮処分になるでしょうか。

に、当局は

 本学学生寮は,安全で衛生的な環境を提供し,寮生が快適な日常生活を送り,勉学に資することを目的としておかれています。  大学として恵迪寮の入退寮については,自治会の入退会を条件とはしておりません。

と回答している。

自治会係員は新入寮生に自治会入会を要請する。胆力があれば面と向かって拒否しても良いだろう。だが私のおすすめは、初めから自治会係員と接触しないことだ。自治会活動に積極的に参加する人は多くが学力が低く、ろくに話が通じない。さらに、顔を覚えられるといろいろ面倒だ。寮に着いて歩いていると「新入寮生ですか」などと声かけしてくるだろうが、適当に「3年目です」などと言ってあしらっておけば良い。

そして、自治会の部屋決めによらずにどこかの個室に入ってしまうのだ。北大当局の発行する入寮許可書には、部屋番号は指定されていない。これは、どの部屋に住んでも良い許可と解すべきである。居室の鍵はおそらく自治会が管理しているが、自治会は鍵の交付を拒むことはできない。拒めば新入寮生の寮に住む権利を侵害することになるからだ。もし拒むならば当局に相談だ。

また、自治会が鍵を管理しているのもそもそもおかしなことだ。これは別エントリで書く。

北大当局「ヒルトン合宿をやめるよう指導した」

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北大の「学生の声」に画像の通り投書し、返事を得た。ようやくヒルトン合宿がなくなるかもしれない。

さあこれを受けて恵迪寮自治会はどう動くか。自治の質が明らかになる。あくまでヒルトン合宿を行うならば自治会お取り潰しまであり得る。いまの自治会・当局間パワーバランスならそれが可能だ。それとも涙を飲んで悪い伝統を切って自治会継続を狙ってゆくか。寮生次第だ。

2018年12月12日追記

「ようやくようやくヒルトン合宿がなくなるかもしれない。」を「ようやくヒルトン合宿がなくなるかもしれない。」に訂正しました。