恵迪寮中途退寮者の意見

北海道大学卒業者・恵迪寮中途退寮者の井上修一が書いています。恵迪寮での文化の押し付け、多発するハラスメント、民主主義を無視した運営に辟易して退寮しました。

小蝶を救えなかった恵迪寮伝統派

北大の近くの居酒屋「小蝶」が閉店すると北海道新聞に載っていた。

北大生に慕われて67年 食堂「小蝶」20日閉店、惜しむ常連客 札幌北区

 札幌市北区北大通りに面した食堂「喰(く)い処(どころ) 小蝶(こちょう)」(北18西4)が20日に閉店し、67年の歴史に幕を下ろす。店主の本間紘子(こうこ)さん(79)が採算にこだわらず、ボリュームのある食事を提供し学生らに人気だった。新型コロナウイルスの影響で宴会などがなくなって経営が厳しくなり閉店を決意。常連客から惜しむ声が出ている。

 店は1953年、本間さんの母博子さん(故人)が北大近くで中華料理店として開業。本間さんは3人姉妹の長女で、高校生のころから店を手伝い30代後半で継いだ。2度の移転を経て現在地で営業している。

( https://www.hokkaido-np.co.jp/article/491631/ )

「北大生に慕われて」とあるが、北大生全般に慕われていた記憶はない。恵迪寮伝統派と自分語りサークル ( 「応援団」と名乗っており一般にもそう呼ばれているが、自分語りばかりしているから私は自分語りサークルと呼んでいる ) が好んで使っていた。

新型コロナウイルスの影響で金が足りなくなったとある。これを援助した恵迪寮伝統派や自分語りサークル関係者はいなかったようだ。彼・彼女らも金がなかったのだろう。同じ頃、慶應義塾大学構内の食堂「山食」も同様に新型コロナウイルスによる経営不振に悩んだが、クラウドファンディングで十分な支援を獲得した ( https://camp-fire.jp/projects/view/359922 )。この見事さと比べると、小蝶ファンの残念さが際立つ。

無論、人生は金だけではない。金を稼がなくても全く構わないと思う。金以外の価値を人生に見出している人は大勢いる。

だが、恵迪寮伝統派や自分語りサークル関係者はそうではないのだ。金は欲しいのだ。恵迪寮自治会は自治会活動の目的に「社会に出た後に役立つ技能を獲得する」といったことを毎期掲げていた。彼・彼女らは私的な談話でも「自分は恵迪寮で得たものを活かして社会でも生き抜いてみせる」等と意気込み、「恵迪寮の先輩たちは社会でも立派に活躍している」と誇った。気分が高ぶると「年越し派遣村に行った奴は自分の怠慢を人に責任転嫁している奴だから死ぬべき。俺は田舎の貧しい家から北大に入って立派な人間になったからこれを言う資格がある」等と金のない者を馬鹿にしていた ( https://ex-keiteki.hatenadiary.jp/entry/2016/12/10/130753 )。気に入らない下級生には「お前みたいな奴は社会に出たらやってゆけない」と説教していた。ここまで「社会」に媚びても「社会」からは好かれず、ろくに金をもらえていないのである。自分たちの方針の誤りにそろそろ気付いた方が良い。