恵迪寮生「選挙の候補者を応援しない人ってなんなんだろう」
2013 年 5 月の自治会執行委員長の選挙には、 A 氏が立候補した。 A 氏が言論弾圧をする嘘つきであることは、
に書いた。さらに、 A 氏は立会演説会で、「警笛寮」氏 ( https://twitter.com/ANTI_Keiteki ) という、ある寮生の意見に興味がないと発言した。
言論弾圧をする嘘つきで、寮生の意見に興味がないと公言する者が執行委員長になれば、私の生活にも寮生の権利にも自治会の運営にも不利益であると私は考えた。このため、 A 氏を落選させるべきであると考えた。私はまず、立会演説会で、「A 氏が執行委員長になることは容認できないから、私は不信任に 1 票投じる」と言った。すると、有権者の 1 人が「立会演説会はそういう話をする場ではないから、有権者はそういう発言をすべきではないし、選挙管理委員会はこういう発言を認めるべきではない」と言った。これを受けて選挙管理委員長が「その通り、立会演説会はそういう話をする場ではないから、そういう発言は今後認めない」と言った。
これで私は、立会演説会で自治会員に自分の意見を訴えることを諦めた。さらに、これの前に、自分の意見を寮内で貼り紙で訴えたが、 A 氏の一派に取り囲まれて剥がされた。この事件も前掲のエントリに書いた。これではもはや、自分の意見を自治会員に届けるにはネットに頼るほかないと考え、 Twitter に
執行委員長選挙は,言っていたとおり,不信任を1票入れてきました。
— 井上 大輔 (@ticonz) 2013年5月26日
新歓期に執行部を批判する貼り紙をしたら,執行委員長候補ら6人に囲まれて剥がされました。このことを立会演説会で質したら,執行委員長候補に「問題のある内容だったので剥がしたほうがいいんじゃないかと勧めた」という説明をされました。勧められてなどいません。剥がされました。
— 井上 大輔 (@ticonz) 2013年5月26日
貼り紙のなかで「ストームという試練」という言い方をしたら,執行委員長候補には「1年目にストームを好きになってほしいと思っているのだから,上の年目が『ストームは苦しい』みたいなことを表明するのはやめてほしい」と言われました。
— 井上 大輔 (@ticonz) 2013年5月26日
僕の立場は執行委員長候補とは真逆です。1年目には,ストームや赤フンを好きな人も嫌いな人もいるということを知ったうえで,自ら好きか嫌いか選んでほしいと願っています。好きな側の意見だけ聞かせるのは,不健全です。
— 井上 大輔 (@ticonz) 2013年5月26日
貼り紙を剥がした理由として,「ヒルトンのことは新歓会議で話したのに,新歓会議で発言しなかった内容を貼り紙で書くのは後出しジャンケンでありよくない」ということも執行委員長候補側は示してきました。
— 井上 大輔 (@ticonz) 2013年5月26日
しかし,298期の新歓会議で僕がヒルトン中止を提案したとき,当時の新歓実行委員長,いまの執行委員長候補は黙殺しました。さらに,298期のヒルトンはに参加した人が300期の新歓会議で「嫌だった」と言ったときも,執行委員長候補は何もレスポンスせず,まわりの人と冗談を言っていました。
— 井上 大輔 (@ticonz) 2013年5月26日
そもそも自治会の会議・議決は「何を思うか」ではなく「何をするか」の一致を求めてゆくものだと考えています。僕は新歓会議で「ヒルトンを実行する」に同意しましたが,「ヒルトンに賛同する。ヒルトンを批判しない」には同意していません。
— 井上 大輔 (@ticonz) 2013年5月26日
会議で実行を議決したという事実は,その後の発言を制約しないはずです。
— 井上 大輔 (@ticonz) 2013年5月26日
いったん会議・代議員会で議決したという理由でその後それを批判してはいけない自治会には,絶対にNOと言いたい。そんな自治会にしてはならない。
— 井上 大輔 (@ticonz) 2013年5月26日
警笛寮さんという人がTwitterで恵迪寮への不満を書いているのになぜレスポンスしないのか,と執行委員長候補に聞いたら,理由が四つ挙げられたが,そのうち一つに「彼の意見に興味がない」と言っていた。自治会員が意見を言っているのに「興味が無い」と言う人には執行委員長は任せられない。
— 井上 大輔 (@ticonz) 2013年5月26日
結局,執行委員長候補の主張は,「反対派の意見を取り上げるのは不公平である」というものになる。なんと恐ろしい主張か。
— 井上 大輔 (@ticonz) 2013年5月26日
と書いた。
これに反応したのが、当時寮生だった「きたやま」氏 ( 現在は「きたやまん」氏 ) である。同氏はまず
頑張ってる人を応援しない人って、なんなんだろう。
— きたやまん (@5ktm2) 2013年5月26日
( 魚拓: http://megalodon.jp/2017-0418-1624-54/https://twitter.com:443/5ktm2/status/338472768200912897 )
と言い、次に、私の
執行委員長選挙は,言っていたとおり,不信任を1票入れてきました。
— 井上 大輔 (@ticonz) 2013年5月26日
に対し
@ticonz その報告、要りますか?
— きたやまん (@5ktm2) 2013年5月26日
( 魚拓: http://megalodon.jp/2017-0418-1623-28/https://twitter.com:443/5ktm2/status/338550681998864384 )
とリプライした。
同氏の問いに短切に答えよう。選挙の候補者を応援しない人は、ただの民主主義者である。不信任を1票入れたという報告は、要る。
民主主義の基礎は権力不信である。選挙もまた権力不信を実践する場である。権力の伴う役職に立候補した者が、本当にその役職にふさわしいか、疑って疑って疑い抜いて、それでもふさわしいと判断できた者を役職に就かせるのが選挙である。このため、有権者は盛んに発言・討論すべきである。ふさわしくないと思うならばそれを率直に言うのが有権者の責任である。自分の知っていることで、他の有権者が知らない事項があれば、それは知らせるべきである。
「きたやま」氏は、頑張っている者は疑わず批判せず応援すべきだという考えである。なるほど、頑張れる、というのは好ましい資質の一つである。しかし、同氏のように、「頑張っている」というだけで応援するのは慎重な態度ではない。もっと疑うべきだ。まして、応援することを他の有権者に求めるのはもってのほかである。
恵迪寮自治会は民主主義を標榜する団体であるが、実際にはこういう発言が出て、さらに、咎めるのも私のほかおらず、選挙管理委員会も対処しなかったのが、 2013 年の状況であった。いまはどうなっているのか知らない。気になる人は恵迪寮自治会に問い合わせてください。
2018 年 4 月 1 日注記
「2014 年 5 月の自治会執行委員長の選挙」を「2013 年 5 月の自治会執行委員長の選挙」に訂正しました。