読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

恵迪寮中途退寮者の意見

北海道大学学生・恵迪寮中途退寮者の井上大輔が書いています。恵迪寮での文化の押し付け、多発するハラスメント、民主主義を無視した運営に辟易して退寮しました。

恵迪寮は北大構成員の手から奪われている。

恵迪寮は北大のものである。北大が計画して北大の金銭によって北大が建設したのだから、北大のものである。これに対して恵迪寮は寮生のものだとか寮自治会のものだと主張する人がたまにいるが、そのような事実はない。北大が寮生や寮自治会に対し恵迪寮を譲渡する契約を結んだことはない。

恵迪寮は北大のものなので、恵迪寮のあり方は北大構成員の総意に基づくべきである。これについても、異論は存在する。「寮生の1人」氏は、私がブログを書くこと、ブログを貼り紙で宣伝することについて

ネットや貼紙などで外部から余計な茶々を入れるのではなく、静かに見守るか直接意見を述べに来てほしいと思います。

と述べている。北大構成員の総意によって恵迪寮を運営するつもりがあれば、北大生の意見に対し「余計な茶々」などという言葉は出てこないだろう。また、「通りがかりの1人」氏は

「恵迪寮での文化の押し付け、多発するハラスメント、民主主義を無視した運営に辟易して退寮しました。」とありますので、こんなところで議論すること自体無駄ではないでしょうか。なぜなら井上様は既に恵迪寮とは何ら関係のない部外者ですので。井上様が仰るとおり、偏った考えが恵迪寮にはあるようですが、それを正すのは外部の人間ではなく、内部の人間ではないかと思います。

と述べている。

しかし、彼らは、「恵迪寮は寮生のものであり、寮生の利益のために寮生が運営すれば良い」というのを自明の前提としてしまっている。「恵迪寮のあり方は北大構成員の総意に基づくべきである」という命題を否定する理由を述べていない。つまり、深く考えていない。

理想的には、北大構成員が議会を結成し、討論・議決し総意を形成し、寮に対してそれを執行できると良い。だが、このやり方は莫大な労力・時間を要する。なので、学生・研究者が学問の片手間に、職員が恒常業務の片手間にできるようなことではない。よって、現実的な案ではない。実際にも、現在の北大に議会は設置されていない。

では、現在北大構成員は総意を形成できないのか、自分の意思を恵迪寮の運営に反映できないのか、と言うと、そんなことはない。我々北大構成員は、恵迪寮の情報を得て、自分で考えて、考えた結果を世に問い、考えを修正して、恵迪寮に関する意思を作ってゆくことができる。作った意思は、寮自治会に提案したり、北大当局に具申したりすることができる。特に当局への具申は重要である。理念上、当局は北大全体の利益を代表する責任があるからである。しかも、当局の動きは、恵迪寮のあり方を変える。

前段落の内容について、一つ例を挙げよう。私は、現在の恵迪寮自治会の議決は民主的になされておらず、寮生全員の意思を反映したものとは見做せないと考えている。同様に、現在の恵迪寮自治会の執行委員長は民主的に選出されておらず、寮生全員の意思を反映したものとは見做せないと考えている。よって、当局は恵迪寮自治会を交渉の相手とすべきではないと考えている。私がこう考える根拠は、今後このブログに書いてゆくつもりである。もし読者がそれを読んで正しい主張だと判断したならば、読者は当局に対し、恵迪寮自治会との交渉の席に着かないように求めることができる。その声が大きくなれば、当局はそれを無視できなくなる。もし当局が自治会と交渉しなければ、入寮・在寮の許可、物品の支給、設備の修繕には自治会の意向は汲み入れられず、それらは全く当局の意向によって行われる。そうなれば、自治会は寮生の生活を護る機能を大幅に失う。なので、自治会はあり方の再考・変更を迫られる。

本来北大構成員は恵迪寮に対して前段落のような力を持っている。しかし、現在、その力を奪われている。なぜか。情報の供給が足りないからである。寮自治会も当局も、北大構成員に対しわずかな情報しか開示していない。私はこの情況を変えるつもりである。自分の知っていることをネットに書いてゆくつもりだ。これは、私一人で完結する事業ではない。私の言っていることが正しくないと思ったならば、反論してほしい。主張と反論の反復によって北大構成員が真実に近づいてゆくだろう。つまり、真実により近い認識を持つようになるだろう。現在の寮生やかつての寮生で、寮のあり方が良くないと思った人も、ぜひそれをネットに発表してほしい。