ゴルスタ運営・ゴルスタ民「運営は努力しているから批判してはならない」恵迪寮生「自治会執行部は努力しているから批判してはならない」
ゴルスタの運営が独裁的だと話題になっている。
運営は、利用者を支配するためにアカウントの停止、警察への通報という手段を採っている。その論理としては、「運営は努力しているから批判するのは不道徳である」というものを採用している。これに屈服した利用者も多い。ゴルスタの利用を続けるためという功利的な動機で屈服した利用者もいるだろうが、他方、この「努力している者を批判するのは不道徳である」という論理に賛成して屈服した利用者もいるだろう。
そして、この論理は、恵迪寮でもしばしば用いられるものである。自治会執行部は努力しているから批判してはならない、応援しなくてはならないという主張が、寮内でしばしばなされる。私が初めて聞いたときは、本当に民主主義国の大学生の発言なのかと耳を疑ったが、実際に、主張する者がいるのだ。「寮生の1人」氏も、
辟易して退寮するのも、その後寮を憂いてくれるのも自由ですが、「内部の人間」により少しずつでも矯正・緩和している状況においての井上さんの独善的な行動はいささか不粋かな…というのが寮生の一感想です。
と発言している。
恵迪寮生の大部分は、
- 公立中学校
- 学区 2 番手の高校、いわゆる「自称進学校」
の出身である。どうやら、寮生の話を聞くに、これらの学校では、努力している者を批判してはならないといった教育をしているようである。無論、公立中学校・自称進学高校にもリベラルな学校はあるだろうし、また、学校の教育から独立してものを考えられる人はいるだろうが。
恵迪寮伝統派の多くは、彼らの母校で教わった通りの感覚で大学の寮の自治も行おうとする。このため、恵迪寮自治会が規約では民主主義を標榜していても、実際には骨抜きとなる。恵迪寮では言論弾圧が起こりハラスメントもなくならず、寮生全員のためになる運営が行われない。この原因として彼らのこういう心性が大きい。私はそう見ている。