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恵迪寮中途退寮者の意見

北海道大学学生・恵迪寮中途退寮者の井上大輔が書いています。恵迪寮での文化の押し付け、多発するハラスメント、民主主義を無視した運営に辟易して退寮しました。

恵迪寮生はなぜ夜に騒ぐのか

恵迪寮裏の沼には飛び込まない方が良い - 恵迪寮中途退寮者の意見 に、新入寮生から、

自分はNHKで放送されていた映像は見ていたので、耐えられると思っていたのですが壁の薄さや窓が閉まらない、夜の12時をすぎても馬鹿騒ぎしているなど、実際住んでみないと分からないことが多く親と相談し退寮を決めました。

とコメントがあった。4月1日からゴールデンウィークまで続く新歓期は、ほぼ毎晩行事による騒音がある。夜うるさいのが耐えられない、というのは、早期退寮の理由として毎年ある。ではなぜ、恵迪寮生は、夜騒ぐのをやめないのだろうか。

それは、新歓会議 (新歓について話し合う会議) で「夜騒ぐべきでない」とか「夜騒がないでほしい」という意見が出ない、というのが直接の理由だと考えられる。本来、こうした感覚をすり合わせるために新歓会議があるはずだが、個室住人はほぼ全く新歓会議に出席しない。相部屋住人は概ね騒音への耐性が高いので、新歓会議では騒音の問題が議題になることがない。個室住人が新歓会議で発言すれば、状況は変わるはずである。

個室住人が騒音に不満を抱いているのを、相部屋住人も知らないわけではない。騒音を理由に早期退寮した人がいることは会議や噂で聞くはずだ。Twitter 等で個室住人が不平を言っているのも、目に入っているはずだ。

だが、それでは状況は変わらないのだ。夜騒ぎたい寮生は「耳に入っていなかった」と言い訳したり、「寮運営についての意見は当事者が会議で発言すべきだ」と原則論を振りかざすこともできるからだ。寮生にとって自治会とは「みんなの意思に沿って寮を運営する仕組み」であると同時に、「自分のやりたいことを実現する仕組み」でもある。騒音問題は、騒ぎたい寮生が自治会を「自分のやりたいことを実現する仕組み」として利用した結果起こっている。だからこれを止めるには、騒ぎたい側に言い訳をさせないような手順でことを進める必要がある。言い訳をさせない進め方とは、現在のところ、公式の会議で自分で発言することなのだ。言い訳ができないように相手を詰めてゆく、という発想が、現在個室住人に不足しているように思う。

個室住人のなかには、居部屋や物品・食品販売といった自治のメリットは利用しながら、騒音問題とそこからの早期退寮という自治のデメリットを全く解決をしようともしない者がいる。たいへん無責任なことだと思う。居部屋で麻雀を打って楽しいなら、外に出ずにアイスが買えて快適なら、新歓会議に出席すべきだ。

(井上大輔北海道大学3年・恵迪寮中途退寮者。シェア・転載歓迎。)