恵迪寮中途退寮者の意見

北海道大学学生・恵迪寮中途退寮者の井上大輔が書いています。恵迪寮での文化の押し付け、多発するハラスメント、民主主義を無視した運営に辟易して退寮しました。

何をもって「横行」と呼ぶか

我如古氏の answer-keiteki-inoue.hatenadiary.jp への回答である。

私が 恵迪寮の負の面 - 恵迪寮中途退寮者の意見

恵迪寮は、楽しんでいる人も多いが、苦しんでいる人も多い場所である。ここでは「バンカラ」に名を借りた窃盗・暴力・器物損壊が横行している。

と書いたのに対し、我如古氏は

賛成度:30%

あちらのブログの最初の記事の冒頭である。うーん、インパクト強いね。窃盗・暴力・器物損壊がゼロとは言わないが、あくまで「そういう個人がいる」というに留まり、自治会が組織ぐるみで行っていたり、「恵迪寮の文化」として残そうとその行動が引き継がれてきたものではない。「文化」や「暴力」の定義があちらさんとは違うと思うので、詳しい説明がなされれば賛成度は上がるだろうが、「横行」は言い過ぎ。善人はおちおち生活できない寮のように読めてしまう。

加えて、「バンカラ」に幻想を抱いているつもりはないが、「バンカラ」に名を借りたというより、個人の怠惰や無思考が主な行動の動機であるように思う。

と述べる。しかし私はやはり、恵迪寮では窃盗・暴力・器物損壊が「横行している」と思う。自治会の規約に「裁判」の規定があり、謝罪、弁償または退寮の処罰を下せることになっているが、少なくともここ5年間、これが行われたことはない。窃盗・暴力・器物損壊を行った者が、警察の捜査を受けたり、大学から譴責・停学・退学といった処分を受けたことも、私は聞いたことがない。加害者が自主的に退寮したり謝罪したりしたことも、私は聞いたことがない。他方、窃盗・暴力・器物損壊を苦にした退寮者は確実に存在する。

バンカラ」に名を借りた、という言い方は真実ではないかもしれない。しかし、執行委員が冷蔵庫やアイスの什器の施錠を忘れたときに中身を盗むことは、「教育」として行われている。誰々がこういう曲がったことをしたから殴ってやったといった話を美談として披露する者がいる。昔こういうことをして誰々さんに殴られたというのを美しい思い出として話す者もいる。下級生の眼鏡や大切な本やコレクションを壊すとかマヨネーズをかけるといった行いも、上級生から下級生への絡みとして容認する勢力がある。恵迪寮では、窃盗・暴力・器物損壊が文化の後押しを受けている。私はそう考える。

(井上大輔北海道大学3年・恵迪寮中途退寮者。シェア・転載歓迎。)