恵迪寮伝統派の空想とそれを現実にする個室住人の怠惰
恵迪寮伝統派の多くは新入寮生に食い極・行事参加を強要する。彼らはこの理由に「恵迪寮の文化を好む者がいま自治を支えているから、これからも強要してでも文化を好きにさせねばならない」と述べることが多い。
恵迪寮の文化を好む者でないと自治を保てないだろうか。そんなことはない。寮歌を歌わないと寄宿料の徴収代行ができないだろうか。赤フンを着用しないと代議員会を開催できないだろうか。沼に跳び込まないと掃除ができないだろうか。ストームをしないと議案を書けないだろうか。相撲をとらないと事務室での来客対応ができないだろうか。そんなことがあるわけがない。
しかし、いま現在の恵迪寮だけを考えると、これらの空想が現実になってしまっている。恵迪寮の文化を好まない者は個室に住み、個室住人の多くが掃除もせず、議案の審議にも参加せず、事務室での来客対応もしない。これを見て伝統派は、「やはり恵迪寮の文化を好む者でなければ寮を運営できない」と合点する。そして次の代の新入寮生に食い極・行事参加を強要する。
伝統派の目を覚ますために、個室住人も仕事をすべきだ。個室には情報が入ってきにくいから議案の審議は難しいだろうけど、掃除や事務室での来客対応はすぐできるはずだ。相部屋住人の側も、「恵迪寮の文化は嫌いだが仕事はやるつもりがあるし教わりたい」という層を積極的に受け入れ、文化よりも人を大切にしていっしょに平和に過ごすべきだ。これが恵迪寮を変えるための迂遠だが確実な道だ。
2018年12月12日追記
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