恵迪寮中途退寮者の意見

北海道大学学生・恵迪寮中途退寮者の井上大輔が書いています。恵迪寮での文化の押し付け、多発するハラスメント、民主主義を無視した運営に辟易して退寮しました。

夢見がちな恵迪寮伝統派

恵迪寮伝統派は、恵迪寮を「人間同士の交流による人間的成長の場」と位置づける。言うことは立派だ。しかし彼らが日常的に行うのは、

・人の外見や行動の特徴を延々とからかい続ける

・人の物真似をその本人の前で延々とやる

・人の嫌がることを言い続ける、し続ける

といった、小学生のような絡みである。伝統派の寮生にこれらの行為の意義を問うたところ、「初めはそういうしょうもない絡みであっても、その後の素晴らしい人間的交流の端緒になり得るから是認されるべきだ」と見解を述べていた。

人間の交流に夢を見過ぎではないだろうか。世にいる人の大半は興味も持てず、おもしろくもなく、尊敬もできず、お互いに何の影響も与えない。もし興味が持てても、そのなかで自分の知力で理解できる人となると、さらにわずかしかいない。そんな興味も持てず互いに影響も与えない、さらにおそらく自分の理解の範疇を超える大多数の人に対しては、

「こんにちは、××さん。

今日は素敵な靴をお召しですね。

それでは、また。」

くらいの接触でいいではないか。そうやってお互いに気分を害さずに安穏に生きればいいではないか。私などはそう思うのだが、恵迪寮伝統派のうち最も頑なな人たちは、こういう者が恵迪寮の相部屋 (恵迪寮の用語では「複数人数部屋」) にいること自体が、恵迪寮の人間的成長の場としての可能性を狭めるものに見えて、気に入らないようだった。相部屋にいる全ての者に冒頭に書いたような絡みを毎日しないと気が済まないようだった。

(井上大輔北海道大学3年・恵迪寮中途退寮者。シェア・転載歓迎。)